コミュニティ参画・開発

地域コミュニティの推進

ポリシー&マネジメント

大成建設はグループ理念のもとグループ行動指針に「地域社会とのコミュニケーション」を掲げ、地域社会との良好な関係の構築に努めています。
事業活動における影響度、社会からの関心の高さを考慮し、地域共生の推進、環境保全活動、次世代教育・文化支援を優先的に取り組む大成建設グループの重要な活動項目として定めました。
また、SDGs(持続可能な開発目標)に関連するマテリアリティの一つとして「持続可能な社会の実現に向けた技術開発」を定め、事業を通じたサステナビリティ課題の解決に取り組むとともに外部団体との協働や協賛を通じた社会課題解決にも貢献しています。

2020年度 地域コミュニティ推進投入費用

単体(百万円)

重点分野 主な内容 費用支出額(%)
地域共生の推進 社会福祉/健康/災害支援/国際貢献/スポーツ支援等 207 42.0%
環境保全活動 環境保全等 63 12.9%
次世代教育・文化支援 学術/教育/文化 191 38.8%
その他 人権/政治寄付等 31 6.4%
合計   492  
対経常利益率     0.4%

ステークホルダーとの協働と主な取り組み

大成建設は、地域共生の推進、環境保全活動、次世代教育・文化支援の3分野を重視し、地域コミュニティの推進に取り組んでいます。
地域社会との双方向のコミュニケーションを推進しており、投資や開発、地域の雇用創出のためのコミュニティ投資を推進し、自主的なボランティア活動や、NGO、NPOや官民等の様々なステークホルダーとの連携、協働による地域社会の価値向上や地域コミュニティの推進に取り組むほか、各種団体への加盟や協賛を通じた社会課題解決にも貢献しています。
また、当社は国内外の様々な国・地域で事業活動を行う上で、事業地域周辺からの現地雇用や調達活動などの経済貢献を通じて、地域の持続可能な発展に寄与したいと考えています。こうした考え方に基づき、地域社会との良好な関係の構築を目指しています。

地域共生教育・文化

貧困のない社会を目指して

大成建設は、2008年度より「児童労働」、「教育の機会・教育格差」、「開発支援」の側面から、「貧困のない、すべての人々が尊厳をもって安心して暮らせる、希望に満ちた、寛容で公正な世界」を目指すケア・インターナショナル・ジャパン(以下CARE)に、法人会員として継続的に寄付支援を実施しています。CAREは、「災害時の緊急・復興支援」のほか、「女性や女子」の自立支援を通じて貧困のない社会を目指し、世界100か国以上で人道支援活動を行う国際NGO CAREの日本メンバーです。母体となるケア・インターナショナルは、世界100ヵ国において、教育だけでなく、自立支援、保健、水と衛生、環境、コミュニティ開発など、専門的、長期的、包括的な支援を行っています。

地域共生教育・文化

「大成建設外国人留学⽣奨学金」制度の設立

国内の少子高齢化による人口減少など、建設業の担い手不足が大きな課題となる中、日本との懸け橋として活躍する次世代建設技術者の人材育成をより一層強化することを目的に、国内の大学に在籍する私費外国人留学生に向けた奨学金制度を2017年9月に設立しました。
2021年度は、第四期生としてマレーシア人留学生3名、ベトナム人留学生1名、インドネシア人留学生1名が選ばれ、奨学金を支給しております。

地域共生環境保全

公益信託 大成建設⾃然・歴史環境基金による助成

公益信託 大成建設⾃然・歴史環境基金は、1993年の設立から継続的に助成を行っています。
現在及び将来の人類共通の財産である⾃然環境や、歴史的建造物等の保全に資する事業に助成することにより、これらを次世代に継承し、もって人類の健康で文化的な⽣活を確保することを⽬的としています。
28年間に毎年約1,500万円(延べ668件)の助成を実施しています。

地域共生環境保全

地域コミュニティと守り育てる⾃然、FSプロジェクト

大成建設は、富士山南陵に開発した工業団地を舞台に、フォレストセイバー・プロジェクト(FSPJ)による森づくりに取り組んでいます。本プロジェクトは、行政や大学、進出企業等が力をあわせ、地元NPOを中心として、「森をつくる」「森を学ぶ」「森で遊ぶ」をコンセプトに10年間かけて「人」「企業」「⾃然」の豊かな関係を育む活動です。
今後もこの地域協働に関わり続け、さらに工業団地への進出企業をその輪に加え、地域活性化に向けた施策を推進していきます。

地域共生

「障がい者の自立に向けた実習」におけるパン販売支援

大成建設技術センターでは、東戸塚地域活動ホーム“ひかり”「障がい者の自立に向けた実習」におけるパン販売の支援を毎週実施しています技術センターでは、近隣の小中学校・一般・学生等見学会も随時実施しています。

*コロナ感染症拡大防止のため、2020年2月以降自粛

環境保全

環境ボランティア活動「いきいき里山づくり」を実施

大成建設は、東京都が実施している社会貢献活動「東京グリーンシップ・アクション」に2007年より参加し、東京都町田の「七国山緑地保全地域」で地域の団体・NPOなどと協働して、里山の雑木林等の自然環境を保全する環境活動を実施しています。

環境保全

「アニマルパスウェイと野生生物の会」「アニマルパスウェイ研究会」に協力

⼤成建設はニホンヤマネ等を保護する団体「(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会」と(財)キープ協会やまねミュージアム(山梨県北杜市清里)に本部を置く「アニマルパスウェイ研究会」を支援しています。山梨県北杜市でのアニマルパスウェイ設置を機に2005年よりヤマネの巣箱づくりボランティアを毎年実施しています。

環境保全

寄付機能付自販機で「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に協力

大成建設は寄付機能付自動販売機を設置し、売上金の一部をNPO法人ボルネオ保全トラストジャパンに寄付しています。これはボルネオの熱帯雨林の減少に伴い、絶滅危惧種であるボルネオ像を保全する「ボルネオへの恩返しプロジェクト」に賛同するもので、本社及び支店作業所約20カ所の事業所等に設置されています。

環境保全

「大成1トンくらぶ」による環境貢献

「大成1トンくらぶ」は、2010年から実施している環境保全等の取り組みに関する活動で、大成建設及びグループ会社役職員から募金を集め、寄付を実施しています。2017年から大規模な山火事で被害を受けた釜石市の尾崎半島の森林復旧を支援し、集まった寄付金は植林苗木の購入費用に充てられています。

教育・文化

「⼀般財団法人 大成学術財団」の設立

大成建設は、2017年3月に「(一財)大成学術財団」を設立しました。グループ理念である「人がいきいきとする環境を創造する」を実現する研究者を支援するため、建築・土木・開発・エネルギー・環境・防災等に関する学術研究に助成し、次世代に向けた新たな技術開発や我が国の建設技術向上の一助となるよう取り組むとともに、学術研究の発展に寄与することを目的としています。財団は、助成対象研究の公募を各年度1回ずつ実施しており、2017年度から2021年度公募までの5年度累計で321件の応募がありました。このうち61件を助成対象研究として選定し、約1億7,500万円の助成金を交付しています。2021年10月には、2019年度の助成対象となった10件の研究について、成果発表会を開催しました。発表会は一般にも公開し、研究成果が広く公表しています。また、2021年度より産学共同研究の支援を新たに始めており、2件の共同研究を開始しております。

教育・文化

大成建設ギャルリー・タイセイの運営

世界文化遺産にも登録されたル・コルビュジエの建築や絵画作品などを紹介することで建設文化の普及を⽬的として1992年に設立しました。当社が所蔵する作品を、国立西洋美術館やルイ・ヴィトン財団美術館(パリ)で展示するなど、作品の貸出しや展覧会の企画協力などをしています。
また、ホームぺージでは、ル・コルビュジエが設計するも実現できなかった美術館計画案をもとにした3D CGによるバーチャル・ギャラリーを制作し、その空間の中で、彼の美術作品を鑑賞できるようにしました。ル・コルビュジエ以外の所蔵作品(マルク・シャガール、ドービニー)についても、展覧会への貸し出しを実施しています。

教育・文化

女流棋戦「大成建設杯清麗戦」支援

大成建設は(公社)日本将棋連盟と、女流棋戦「大成建設杯清麗(せいれい)戦」を主催することとなりました。本棋戦を通じて、我が国の伝統文化の普及・振興および女性活躍推進に貢献していきます。

教育・文化

横浜国立大学で特別講義を実施

大成建設技術センターは、毎年、横浜国立大学で特別講義を開催しています。この講義は、同大学の都市科学部3年生以上を対象に、自然災害を防ぐ技術、新材料・新工法の開発、環境対策技術、国家的なプロジェクトなどを紹介する内容で、年13回実施しています。また、2019年の包括連携協定締結から一周年を迎え、新たにクロスアポイントメント制度を活用し、より一層の連携強化と研究促進を目指すことを確認しました。これにより、横浜国立大学の教員が当社の『技術アドバイザー』として双方を行き来することとなり、当該分野での共同研究の加速が期待されます。

教育・文化

内閣府共催 理工チャレンジ(リコチャレ)への参画

大成建設は、内閣府男女共同参画局、文部科学省総合教育政策局、一般社団法人日本経済団体連合会が推進する「理工チャレンジ(リコチャレ)~女子小中高生の理工系分野への選択~」の取り組みに賛同し、2015年より「夏のリコチャレ~理工系のお仕事体感しよう!~」に参加しています。
例年は、技術センターや建設工事現場の見学会を現地で行っていましたが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンライン座談会を開催しました。当日は、建設業界の特徴や当社が手掛けた施工実績等の紹介の他、実際に工事現場で働く技術系若手女性社員が登壇し、建設業を志したきっかけや入社の経緯、担当中の工事の概要や業務内容などの話をしました。参加者からは多くの質問があがり、モノづくりへの強い興味が伺えました。今後も、このような取り組みを通じて建設業の魅力を発信していきます。

地域共生

B&G財団の「体験格差解消事業」への支援

公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団(B&G財団)は、青い海(ブルーシー)と緑の大地(グリーンランド)を活動の場として、海洋性レクリエーションをはじめとする自然体験活動などを通じて、次代を担う青少年の健全育成と幼児から高齢者まで国民の皆様の“心とからだの健康づくり”を推進しています。
大成建設はそうしたB&G財団の活動趣旨に賛同して2019年から寄付支援を実施しており、2021年度は8月に、「若洲マリンスポーツ体験会」が開催されました。
この体験会はB&G財団のミッションの一つである「体験格差解消事業」として、障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭など、誰もが参加できる取り組みであり、当日は若洲ヨット訓練所に都内の児童養護施設の子供と職員約40人が参加し、カヌー・SUP・ボート遊覧などを通してマリンスポーツに親しみました。
大成建設は、これからの日本を担う子供たちの笑顔をつくり、地域社会の繋がりを活性化するために、今後もB&G財団の活動を支援してまいります。

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